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シンガポールで働く・和文履歴書を書いて感じること 

私がシンガポールで転職活動をしていた際、いくつかの会社に応募し、面接に行きましたが、
日系企業へ応募する際は、和文履歴書の提出が必要です。

 

その際、私の和文履歴書を見てシンガポール人夫が指摘した、 
和文履歴書にあって英文履歴書にない項目について書きたいと思います。

 

夫は、和文履歴書は個人情報だだもれだし、
全く必要のないSensitiveな内容も記載が必要で、信じられない!と言っていました。

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英文履歴書には無く、和文履歴書には書かなければならない項目。

 

まずは性別。
日本にいる時は特に疑問を持たず、自分の性別に〇をしていましたが、
英文履歴書では性別を表記することはありません。
日本の無意識な性差別がこんなところにもあるんだね、と指摘されました。

確かに。よく考えてみると、性別を書かせることの意味は一体何なのだろう??


次は生年月日。
そもそも、生年月日は個人情報です。
候補者を選別する上で必要なのは、その人の年齢ではなく、学歴や職歴なのに、
生年月日を書く意味が分からない。日本は年齢でジャッジするんだね~~~と言われました。


住所
こちらも、個人情報です。
英文履歴書には書く必要はありません。
生年月日と同様にオファーレターをもらい、雇用契約を結ぶ際には必要ですが、
応募・面接の段階では必要ありません。


婚姻の有無、扶養家族
こちらも、英文履歴書には記載しません。
応募者が結婚しているか、扶養家族がいるかなんて、わざわざ履歴書に書く内容ではないからです。
それを見て採用の判断にするのは全くもっておかしい! と言っていました。


そして顔写真。
現在は日本でも顔写真を添付しなくてもよい、ということもあるようですが、
大体の場合はまだ和文履歴書に顔写真を添付すると思います。
しかし海外では、顔写真を貼ることは民族や人種による差別につながる、と考えられており、英文履歴書には添付する欄はありません。

 


日本にいた時はあまり深く考えずに履歴書を書いていましたが、
日本の履歴書には、ジェンダーや住んでいる地域、年齢、婚姻の有無、容姿などで、
応募者を最初からフィルターにかけていることが見て取れます。

 

また日本の求人には、いまだに若年層のキャリア形成のため、という名目で年齢制限を設けている求人もありますね。


女性の転職はさらに厳しくて、
 20代後半・・・結婚予定は?結婚したらすぐ辞めるんじゃない?
 30代前半・・・お子さんは?
 30代後半・・・年齢がね。。

という感じだと思うし。。


紹介やスカウトの場合を除くと、私が日本で新しく仕事を探すことはもう不可能だと思っています。

 

反対に、シンガポールは共働き夫婦も多く、女性の管理職も多い。
それに年齢制限は内々ではあるとは思いますが、

書類スクリーニングの段階では、まずはバックグラウンドで判断してくれることが多いです。

 

ということで、今では日本の履歴書を見ると、色々と違和感を感じるようになりました。
写真添付や年齢や婚姻の有無を書かせるなんて、よく考えたら とーーーっても失礼!!


今はGlobalizationの時代。少しずつ改善されるといいですね。
以上、日本の履歴書を書いたときに感じた違和感でした。

  

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