シンガポールはコロナウイルスへの更なる対策を日々アップデートしていて、
新しいガイドラインが比較的早いスピードで発表されます。
そのため、最近は毎日CNA(Channel news asia)を見るようになりました。
3月26日、本日の夜から、バーやクラブの閉鎖。習い事などの施設の閉鎖、集まりの自粛などの新たな対策がとられます。
昨日、いつものようにCNAを見ていると、シンガポールでCovid-19を先導して対策しているMr. Lawrence Wongのスピーチの映像が流れました。
Mr. Lawrence Wong:
Minister for National Development/国家開発大臣
この方は、日々Covid-19への対策に奔走していて、
Stay Home Noticeの対象の拡大、短期ビザ・観光客の入国を受け入れない、など様々なことを決断し、
Publicやメディアへアナウンスし、質疑応答などにも対応している方です。
このスピーチ自体は、コロナウイルス対策についてと、それに従事しているすべての人々への感謝の気持ちを述べているのですが、
スピーチの途中、彼は感極まって言葉につまってしまいます。
最近涙腺が弱くなってきた私も、少しもらい泣きをしてしまいました。。
心に染み渡るスピーチでした。
簡単に訳してみましたので、下記ご覧ください。
動画はこちら:
COVID-19: Lawrence Wong gets emotional thanking unsung heroes providing services during outbreak
簡単に要約をしてみますと:
「Covid-19の対策で、ヘルスケアに従事している関係者、そしてCovid-19の拡大を最小限に抑えようと日々戦っているすべてのシンガポリアンに対し感謝の意を表明する。
ボランティアとして、年配家庭の家を回り衛生や安全についてのTipsを伝えている人たち。
赤十字を含むボランティア団体の、シニア層の人達への見守り電話の実施。
ハンドジェルやマスクなどを、年配の人や社会的に弱い立場の人へ寄付している個々人。
自己犠牲を払いながら第一線に立って患者のケアをしているヘルスケア従事者。
スムーズに新しい指標を実施し公表するために24時間ぶっとおしで働く政府関係者や公務員。
この人たちの働きは表立って目に見えるものではないけれど、
日々状況が刻々とかわる中、短時間でこれだけのことを達成してこれたことは称賛に値する。
このような状況下では、人々からのフィードバックや苦情もでてくるであろうが、もし何か間違いがあるのならば即訂正していく。
その姿勢を見れば、人々の共感も得られるであろう。
清掃従事者、セキュリティ、空港マネジメント、メディア、ホテル、飲食関連、流通
これらに従事する人々も表立っては目立たないかもしれないが、みなヒーローである。
そしてこれらの人々への感謝は、簡単には言葉で現せられはしないけれども・・・」
と言ったところで言葉につまってしまいます。
そして少し時間をおいてから、
「コロナウイルスと戦っているすべてのシンガポリアンに感謝の意を示す」
と言っています。
自身も対策の最前線にたち、日々様々なことを決断し、公共の場やメディアへの対応もしているMr. Lawrence.
対策のトップである彼からこのような賛辞を貰えれば、直接の従事者のみならす、
間接的に関わっている全ての人が、辛いけれどこれからも頑張りたいと思えるな~と思いました。
シンガポールの住民を、経済を、この先の未来を真剣に考えてくれて、
そして頑張っている人に光をあててくれる。
第一線で働いている人を思い、感極まって泣いてくれる。
すごいリーダーだなと思います。
こんな上司が欲しい。
一方で数日前、我が地元の関西では、若い大阪府知事が事前調整をせずに兵庫県への往来自粛を発表したため、
年配の兵庫県知事が怒りを示し、兵庫県民へも大阪への往来自粛を要請しました。
なんかレベル低い争いやな。。。と思うのでした。
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