新型コロナウイルスの影響で、欧米ではアジア系への差別が激しくなっていると聞きます。
アジア系が学校に行けなかったり、アジア人狩りがあったり。
医療的に隔離するのは当然だし仕方がありませんが、アジア人というだけで殴られたりするのは許せない。
シンガポールにいると、自分は日本人だとは感じますが、アジア人というカテゴリーで自分を考えたり、差別される機会は、なかなか無いかと思います。
しかしアメリカやメキシコにいた時、自分は日本人である前にアジア人なんだ、と思わされる機会がたくさんありました。(そもそも、欧米人にとっては日本人も中国人も韓国人も見分けがつかない。)
アメリカに住んでいた時、周りはCaucasianやBlackやLatinoが多く、周りとの見た目の違いを感じることがありますし、
アジア人はアジア人同士、好きな食事とかバックグラウンドが似ているので友人になりやすい。
海外では日本人同士やアジア人同士で固まってグループができやすいです。
(これはどの人種にも当てはまっていて、自分と文化や習慣が似ている者同士で集まることはとても自然なことです。
日本にいる外国人たちも、それぞれ固まってグループをつくっています。)
もちろん、CaucasianやBlackやLatinoでもアジア人にフレンドリーな人たちもいますし、
私のアメリカのホストファミリーも白人で、とっても優しかったです。
それでも、アメリカのカレッジやスーパーや銀行などで、
あからさまでは無いけれど ’アジア人に対する差別’ というものに直面しました。
順番をスキップされたり、レジで他の人にはフレンドリーなのに私にはあからさまに不愛想だったり。
私が住んでいたところは共和党支持者バリバリの保守的な地域だったからかもしれませんが、
そういうことをしてくるのは大抵が白人でした。
もちろん、LatinoにもBlackにも、アジア人を下に見ている人はたくさんいますが。
メキシコでは、女性が歩いていると、男性が口笛をヒューヒューふいたり
Hola Guapa! (こんにちは美人さん!)や、
Hola Chica! (チカ。女の子、と言う意味。)といって声をかけてくることが多いのですが、
Hola China! (スペイン語ではチャイナではなく、チナと読みます。)
と呼ばれたことがありました。
最初は、Chicaの聞き間違いかな?と思ったのですが、
友人に聞くと、Chinaチナは本来は中国人の女性、という意味ですが、アジア系の女性をひっくるめた総称だそうです。
Hello Asian! なんて言う?! (ま、メキシコ人の言うChinaは、差別的に相手を下げずむという要素はそこまで高くないのですが。)
じゃあこっちもHola Latinos!って返してやろうか?!と思うわ・・・インパクト弱いけど。
そんなこんなで、アメリカやメキシコで、自分が日本人である前にアジア人であることを認識した私。
アジアには、東京、上海、香港、台北、ソウル、シンガポール、KL、バンコク、ジャカルタなど大都市が多く存在しています。
そしてその都市たちはアジアらしいたくましさがあります。
Haterたちに負けたくない。コロナウイルスにも負けたくないです。
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