エレベーターに乗って行先階を押した後、すぐに閉めるボタンを押す習慣がある、ザ・関西人の私。
今日は、シンガポール、香港、日本で感じる、エレベーターの習慣について書きたいと思います。
シンガポール編
ある日の朝、最寄り駅の改札へ行くのにエレベーターに乗った私。
すでに中には3人くらい乗っていて、みんな扉が閉まるのを待っていたのに、
よく見ると1人のUncleがず~っと開くボタンを押している。
なぜだろうと外を見ると、70メートルくらい先からこちらに向かってよちよち歩きで歩いてくる子供連れの親子がいました。
Uncleは、結構遠くから来る彼らのために、ずーーーっと扉を開けて待ってあげていたのでした。優しいですね。
しかし・・・・・
親子はよちよち歩き。
私がもしボタンの操作をする立場だったら、
彼らを待っている間にエレベーターで一旦下に行ってまた上がってこれるわ、という距離やスピードだったため、
閉まるボタンを押してしまっていたかもしれません。
また、私が母親の立場だったら、子供も歩くのが遅いし、
待ってていただかなくて結構ですから先に行ってください、と思ってジェスチャーで表していたと思います。
それが、シンガポールではそうではない。
Uncleは開くボダンを押したままだし、
母親も急ぐ様子もなく、子供に合わせてマイペースな歩みで向かってきます。
南国と言うお国柄。おおらかで、急ぐという習慣はないのだな~と実感しました。
また別の日、駅のホームから改札へ降りるエレベーターに乗り込んだ時の事。
すでに人はたくさん乗り込んでいて、私はボタンから離れた位置にいたので、
扉がしまってエレベーターが動き出すのを待っていました。
が、扉はしまるけど全然エレベーターが動かない。
なぜなら、だれも改札階ボタンを押していなかったからです。
普通、最初に乗った人とか、ボタンに近い人が押すやろ!?
こんなに人が乗ってるのに、誰も押してないなんて😆
どんだけマイペースなん!っとツッコんでしまいそうでした。
このケースは一度だけでなく、ちょくちょく遭遇します。
みんな、誰かが押すのを待っているんだな。。。
香港編
香港は関西と似ていてせっかちさんが多く、エレベーターに乗ったら誰かが必ず「閉まる」ボタンを連打します。
そしてさらに香港っぽい出来事が。
朝のラッシュ時にコンドのエレベーターにのって駅の改札階に向かっていた時の事。
住んでいたのはマンモスコンドで、数棟あわせると全体で1万人くらい住人がいるのですが、
朝のラッシュ時はみんな殺伐としている。
エレベーターに誰かが駆け込んできそうなのが見えても、
ボタンに近い人は構わずに「閉まる」を連打。「開く」を押すようなことはありません。
反対に、駆け込んでくる人が外の「開く」ボタンを連打し、閉まりかけた扉を開くのに成功すると、
中の「閉まる」ボタンを連多していた人が チッ!!と舌打ちをします。
アグレッシブな人間の素をみることができます😅
日本編
日本では、エレベーターに乗り、だれかが入ってくるのが分かると開けて待ってあげることもありますが、
閉まるボタンを押してから外に誰かをみつけた場合、わざわざ開けるボタンは押さずに、Let it beということがあるのではないかと思います。
もし自分がその状況で外にいた場合、閉まりかけたエレベーターを開けないように、
エレベーターが完全に上に動き出すのをまってから呼び出しボタンを押します。
日本では、エレベーターのボタンを押すにも、空気を読むことが大切です。
シンガポールはマイペース、香港は自分優先、日本は空気を読む。
エレベーターの習慣でもお国柄が出ますね!
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