シンガポールは、地震がないと言われている国ですが、
2020年1月17日は阪神淡路大震災から25年の日でした。
私が住んでいた地域も震度5の揺れを観測し、当時子供だった私はありえない揺れに一歩も動けず、世界は終わりかもしれない、と覚悟しました。
その体験から、揺れに対してとても敏感になり、震度1弱の地震にも毎回気づくようになりました。
そんな私と、地震を全く知らないシンガポール人夫。
彼は揺れに全く気付かない。
香港に住んでいた時、このことで喧嘩をしたことがあります。
2018年9月に、香港へ超大型台風が上陸。台風レベルMAXのシグナル10が発令されました。
窓ガラスにガムテープを張って、ある程度食糧も買って準備していましたが、
その日の朝起きて洗顔していると、なぜかめまいを感じる。
外は激しい台風で、低気圧のせいかな~と思っていたけど、
これってマンションが揺れてない?!
と気づき、ランプの吊り下げ式のスイッチを確認。
すっごくゆっくりだけど左右に揺れてる!
別のマンションですが、実際にこのように揺れていたようです。
Swaying Tall building Today in Hong Kong
住んでる部屋は65階。香港は高層ビルの免振とかしてなさそうだし、ボキッと折れたら完全に死ぬ!!
と思い、まだ寝ていた夫を急いで起こし、ロビーに避難するよって伝えました。
起こされて不機嫌な夫は、揺れを感じようとしていたけれど分からないみたい。
そこで私がランプのスイッチを見せると、ブーブーいいつつ、避難に同意しました。
揺れてるのに、シャワーを浴びてから行きたいという夫を言いくるめて、
飲料やパンをリュックに入れていると、大げさすぎるよ😑っとまた機嫌が悪い。
はいはいと言いつつ外に出て、非常階段から歩いて降りようと言うと、
「え、冗談でしょ?ここ65階だよ。何時間かかると思ってるの?
だいたい僕は避難なんて必要ないと思ってるのに、
こんなバカなことをしてるのは君だけだ!!
僕はエレベーターで行くよ」
ってキレる夫。
エレベーターは4台あるうち、2台がすでにOut of serviceとなっている。
すでに2台エレベーターがとまっているのに、それでも乗りたいのか。
避難は非常階段を使うのが常識なのよ! と言っても聞く耳を持たない夫。
仕方がないので、結局一緒にエレベータで降りることになりました。
エレベーター内でも台風を感じる。
そして40階に差し掛かった時、
ガクッ!!
っと1メートルくらい落ちました。
証明もチカチカ消えそう。。。
電気が消えたらどうしよう・・・落ちたくない! と思い夫を見ると、
彼も顔が固まってる。
エレベーターは何とか持ち直して、無事にロビー階に到着。
安心した後、だからエレベーターはだめでしょう! I told you!! と私が夫にキレました。
ロビーにはたくさんの人が避難しており、バツが悪そうな夫。
何とか空いてるソファを確保し、夫とは険悪ムードのまま話さずに待機しました。
1時間ほど待機しましたが、おなかが減った夫が下のモールを見てくる、と偵察にいき、
開いていた吉野家でご飯を食べながら仲直りしました。店員さん、台風の中ありがとう。
避難は非常階段だよ、夫さん。
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